FM FESTIVAL 2024 竹内まりや 45th Anniversary Special ~まりやとわたしのPrecious Words~
2024年のFMフェスティバルは、デビュー45周年イヤーを迎えたシンガーソングライター・竹内まりやさんを迎えてお届けしました。番組では「竹内まりやの歌詞の世界」に注目し、全国のリスナーが心動かされた歌詞のフレーズ=”Precious Words”を募集し、エピソードとともにご紹介。竹内まりやさんの楽曲の持つ、ポジティブで、人を元気づける歌詞の魅力を、なぜそのような力があるのか、ということを3時間に渡って紐解いていきました。
- タイトル:
- FM FESTIVAL 2024 竹内まりや 45th Anniversary Special
~まりやとわたしのPrecious Words~
- 放送日時:
- 2024年11月4日(月・振替休日) 16:00~19:00放送
- 放送局:
- JFN加盟38局ネット
- 出演:
- 竹内まりや
進行:住吉美紀
ゲストコメント:早見沙織、ドクター・キャピタル
- 提供:
- 日清オイリオグループ、アサヒビール、センチュリー21
デビュー45周年イヤーというメモリアルな年に、今年のFM FESTIVALには、竹内まりやさんに出演頂ける事が決まり、しかしながら、周年イヤーであるからこそ、プロモーション稼働も多く、今年はテレビ・ラジオ問わず、我々の特番以外にも沢山露出がある!そのような中で、3時間何をお届けするか。スタッフと協議し、「歌詞にフォーカスするのはどうだろう」という事で腹を決めたところから、番組作りがスタートしました。
「歌詞にフォーカスすること」。テーマをこう決めたのは、他と被らないようにしたいという事もありながら、言葉が人を傷つけ、どこか攻撃的な印象が強まっている「今」だからこそ、まりやさんが書く歌詞を多くの人に届ける事に意味があると思ったからです。難解で複雑な言葉遣いではなく、シンプルで優しく、人に届ける事をまっすぐに意図されたまりやさんの歌詞。この魅力を伝えるべく、小難しい分析的な歌詞論ではなく、如何に、その歌が市井の人に受け取られているか、この物語自体を伝える事ができるメッセージ紹介を、3時間の背骨に置きました。加えて、まりやさんから楽曲提供を受けた事もある人気声優の早見沙織氏による歌詞の朗読や、音楽博士である、ドクター・キャピタル氏による音楽と歌詞の相関関係の分析をしてもらう等、番組内にコメントを頂き、3時間飽きずに歌詞の魅力を深堀りできる仕掛けを組み込む構成にしました。
本編では、まりやさんの楽曲約20曲を45年の時系列に沿ってプロット。2,000通を超える応募から選ばれたリスナーの物語を紹介しながら、住吉美紀氏のナビゲートで3時間を進行していきました。途中でまりやさん自身からも、「この曲を書いた時、芸能の仕事を辞めようと思っていた(楽曲:「僕の街へ」 についてのトークパート)事など、ご自身の人生を振り返りながら、その歌詞を書いた時の貴重な話を伺う事ができました。
また、18時台の番組後半には、山下達郎さんから「竹内まりやの音楽の本質は、人が生きていく事への強い肯定である」という、特番の主旨を総ざらいするようなコメントも。こういった、一つ一つのパートが積み重なり、一人の女性の、45年に渡る人生から生まれた音楽と歌詞が、どのように日本中のリスナーの生活を支えてきたか。この事を、長きに渡って第一線で活躍される、まりやさんだからこそ、お伝えできたFM FESTIVALだったと感じております。
※届いたメッセージの一部を紹介 (抜粋)
40代 東京都 女性
皆さんのエピソードを聴いて、共感するとともに何度も聴いている歌詞でも新鮮に感じることが出来ました。私もまりやさんの歌詞にたくさん勇気づけられてきました。時にハッとさせられることや、考えさせられることもあり、まりやさんの詞には奥深い魅力を常々感じています。
30代 京都府 女性
オープニングの朗読が心に染みました。歌詞にフォーカスした特集は、より言葉を深く知るキッカケになりました。「歌を贈ろう」はドラマで使われていたこともあって、ドラマの情景が浮かびました。シンプルで一番心強い歌だなと思います。
日本語で美しく歌いたいという竹内さんの歌はこれからも人々の心を魅了すると思います。
40代 北海道 男性
歌の制作の裏話を聞いて、まりやさんの人生や人生観が織り込まれているのが分かった。言葉を大学院などで学んだ者として、プラスチックラブの「TRY」の使い方が英語圏の人たちの心を掴んだという話は大いに参考になった。
北海道 50代 女性
子どもの進学、親の病気、自分の老いなど気にかかることがたくさんの毎日ですが、その中から幸せを感じ取り、自分らしく日々を重ねていきたいと思いました。まりやさんの曲から元気をもらうと同時に、リスナーさんからの思いも聞けて、いろいろあるのは自分だけではないと励まされ、心が少し軽くなりました。今日のような番組をぜひ聴かせてください。まりやさん、45周年おめでとうございます!
TOKYO FM制作部 プロデューサー 藤岡 泰弘