<受賞作品一覧>
[CM部門]127本(第1部門=50本、第2部門=35本、統一部門=42本)
●大賞 TOKYO FM「胸のつぶやき」((株)ワコール)90秒
●第1部門(20秒以内)
 最優秀賞
FM山口「ポリラップ」(宇部興産グループ)20秒
●第2部門(21秒以上)
 最優秀賞
TOKYO FM「父の香り」((株)資生堂)90秒
●統一部門(9.5秒)
 ガスト賞
FM中九州「11時 12時 2時 ガスト天然姉妹物語」((株)すかいらーく)9.5秒
●ブロック賞
(北海道・東北)FM岩手「白銀の不動産」(夏油高原開発(株))20秒
(関東・甲信越・静岡)RADIO BERRY「苦戦しております」((社)栃木県自動車整備振興会)20秒
(中部・北陸)FM AICHI「ゴミの分別にご協力を!紙屑屋」(エフエム愛知)90秒
(近畿・中国・四国)FM愛媛「未来を作る音」((株)横崎製作所)60秒
(九州・沖縄)FM中九州「獣医VS.薬剤師」(焼き肉ぱいんひる)20秒
●出演者賞 FM山口「10時 11時 正午 1時 2時 3時 4時 夏焼きカレー」((株)すかいらーく)9.5秒
●コピー賞 K−MIX「真夜中のスナック」(春華堂)20秒
●制作者審査員賞 TOKYO FM「父の香り」((株)資生堂)90秒

[企画部門]申請件数 20社24件
●大賞 該当なし
●優秀賞 AIR−G’&FM沖縄(共同企画)「北と南のコラボレーション」
TOKYO FM「ブルーアース・プロジェクト企画・環境絵本ブーアの森」展開
●奨励賞 FM岩手「岩手県内全市町村完全制覇!ぐるっと岩手スタンプラリー」
FM長野「天下夢想! アイスキャンドル作戦」
FM AICHI「エリア内開催・世界規模のプロサーフィン大会
を新たなインターネット・コンテンツとして獲得し、WEB展開」
FM福岡「天神クリスマスSPECIAL 4DAYS」
●特別賞 FMフェスティバル'01ワーキンググループ「FMフェスティバル'01」

 JFN賞は今回で7回目、1987年よりスタートしたCMフェスティバルを入れると16回目を迎えた。
今までの地道な努力が実り、JFNグループから民放連賞やACC賞などの受賞が増えている。
 経済が停滞する中で、CM制作は厳しい状況を呈しているが、それぞれの工夫やアイデアで苦境を乗り越えている局が、必ずといっていいほど、いい作品を生みだしているのが現状だ。後藤会長は「このような時こそ、ラジオCMの真価が発揮できるチャンスだととらえ、一層の奮起を促したい」と冒頭の挨拶で述べた。

 今回のJFN賞も例年のごとく、常連の局が上位を占めるという傾向があり、CM制作に対する局や局員の体制や姿勢が重要なポイントであると審査員の方々も指摘している。ただ、CMコンクール参加作品の選出においては、審査員と各局の参加者の評価がほぼ一致しており、選考に対するレベルが向上していることがうかがえる。
 このようなことが今後のCM制作に生かされていけば、ますますいい作品が生まれることだろう。CMコンクール中に、自局がかかえる問題や疑問に対する意見交換も活発に行われ、参加者の意識が高いことも今回の特徴であった。
JFN後藤亘会長
 審査委員長を務めたコピーライターの小野田隆雄氏は「統一部門の課題“ガスト賞”では、初めて時報スポットを試みた。
 制作側は苦労をされたようだが、工夫の跡が見られる楽しい作品が多かった。ただ、残念だったのは、局によって時報の回数にバラつきがあったこと。もう一度、回数を統一し再挑戦してみたら、とも思う。ラジオは人の心をつかめる媒体である。 制作者はもう少し開きなおって、時代を逆手に取るような気持ちでラジオCMを作れば、面白いものが作れるはずだと思う」と述べた。

 最後に、一戸陽麿JFN運営委員会委員長は、「今回は、企画部門での大賞がなかったことが残念であった。言葉が大切だという、ラジオにとって重要なアドバイスもいただいた。我々はブロードバンド・多チャンネル時代に生きているがメディアはいつの時代も世の中を湧かせ、感動させなければならない、というのが使命であり、普遍的なテーマである。我々はもっとチャレンジして、そこに近づかなければいけない。来年こそ、大賞に値する企画や作品がたくさん出ることを願っている」とJFN賞2002を締めくくった。
審査委員長 小野田隆雄氏
CMコンクールの公開審査風景 懇親パーティー風景
一戸陽麿運営委員長

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