<受賞作品一覧>
[CM部門]131本(第1部門=55本、第2部門=29本、統一部門=47本)
●大賞 fm osaka「ヒューマニティ大阪『白杖体験』」(大阪市市民局・人権啓発課)95秒
●第1部門(20秒以内)
 最優秀賞
TOKYO FM「愛車の価値・査定する男」((株)ガリバーインターナショナル)20秒
●第2部門(21秒以上)
 最優秀賞
TOKYO FM「樽物語『リスの忘れ物』」(サントリー(株))180秒
●統一部門(9.5秒)
 J-フォン(株) J-PHONE/Vodafone賞
FMぐんま「お父さん」20秒
●ブロック賞
(北海道・東北) FM秋田「あぶない!会長」(秋田県生活環境文化部環境政策課)20秒
(関東・甲信越・静岡) TOKYO FM「カラスなぜ鳴くの」((株)エフエム東京)60秒
(中部・北陸) FM AICHI「脱レジ袋」((株)エフエム愛知)55秒
(近畿・中国・四国) FM愛媛「父」(トヨタビスタ愛媛(株))110秒
(九州・沖縄) FM中九州「透明人間」(熊本日産自動車)20秒
●出演者賞 fm osaka「大阪周遊パス『刑事』」(大阪市市長室・広報課)120秒
●コピー賞 Radio Berry「読んでる人は」((株)下野新聞社)20秒
●制作者審査員賞 fm osaka「大阪周遊パス『刑事』」(大阪市市長室・広報課)120秒

[企画部門]申請件数 22社31件
●大賞 FM青森 FM青森開局15周年記念特別番組「北緯41度の絆・ニューヨーク〜青森二元生放送」の企画と放送
●優秀賞 hiroshima-fm 「広島ぶちうまラーメン」企画
FM福岡 「MUSIC CITY TENJIN(ミュージックシティ天神)〜SUCCESSION 2002〜」
●奨励賞 TOKYO FM 「送信所 IPリモート監視制御システム」
FMぐんま 「自転車でいこうキャンペーン2002」
FM滋賀 「Look at e-radio〜e-radioを見よう〜」
●特別賞 FM-NIIGATA 「エフエムラジオ新潟新社屋、新潟LOTS、サテライトスタジオの建設・移設」

 JFN賞は今回で8回目、1987年よりスタートしたCMフェスティバルを入れると17回目を迎えた。
各局の地道な努力と研鑽の成果が実り、JFNグループから民放連賞やACC賞などの数々の受賞が増えている。
公開審査上では、CM制作の問題点や疑問に対する意見交換も活発に行われ、参加者の意識が年々高くなっていることをうかがわせた。

 後藤会長は、「今年も世間では色々なことが起こっているが、我々は39の力を合わせて一歩一歩前進していきたい。
10年後には世の中も大きく変化するだろう。そんな中で新しい価値を見出していきたいと思う」と冒頭の挨拶で述べた。
JFN 後藤亘会長

 審査委員長を務めたコラムニストの天野祐吉氏は「今回の参加作品は、競り合っていて僅差で並んでいる。
それだけレベルも上がってきているのだあろう。第一部門では特別審査で高得点を獲得した作品がかなりあり、決めるのに苦労した」。

 更に、「グランプリ作品は、障害者に対するやさしさをテーマにしたのではなく、自然体で健常者に伝えているのが素晴らしかった。今年は良さが感じられた」と述べた。
審査委員長 天野祐吉氏

 コピーライターの小野田隆雄氏は「全体的にツーベースといった感じで、今ひとつ強烈なものがなかったように思う。20秒のCMは、色々なポイントがあると、聴いたあと何も残らないので、伝えたいポイントを1点、押さえておけば効果も得られると思う。「空耳シリーズ」(TOKYO FM)の蝉の鳴き声がジンジンと耳に迫ってきたのが印象的だった」と述べた。
特別審査委員 小野田隆雄氏

 毎回ユニークな発言で定評のあるレギュラー審査員の漫画家・弘兼憲史氏は「第一部門ではみんな同じような作品という印象で大きな差がないように思った。統一部門では、これからはお年寄りが増えていくので、年長者を対象にしたCMの方が携帯電話は売れるのではないか。若者は大多数もっているので、年長者向けのCMにした方が効果的だと思う」と述べた。
特別審査委員 弘兼憲史氏
 企画部門で大賞を受賞したFM青森の取締役放送部長・北村宏平氏は「『ふるさと』をキーワードに、国境を越えて、地域と地域が交流し、音楽という共通言語(この場合は津軽三味線とジャズ)での対話ができ、地方局といえどもグローバルな視点を持つことをポイントとした。

 総力を結集して実施した企画なので、受賞は全員の大きな喜びであり、今後への大きな励みである。また、外部出演者や関係者、関係機関の協力のおかげであR、感謝したいと思う。いずれにしろチームワークが生んだ受賞と認識している」と述べた。

こんなエピソードも:
「ブルーノート」でのライブに備えてリハーサルスタジオに言ったが、鍵が閉まっていて困っていた時、近くにいた老夫婦がインターホンで話をしたらドアを開けてくれた。それがヘレン・メリル夫妻だった。
津軽三味線の奏者たちが、練習場所がなくセントラルパークで練習していたら、徐々に市民が集まりだし、とても盛り上がった。
CMコンクールの公開審査風景 CM大賞を受賞したfm osaka 左:前田社長


企画部門大賞を受賞したFM青森 左:栗田社長 懇親パーティー風景
JFN賞2002の模様はこちら

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